ご挨拶

会長

公益社団法人 日本診療放射線技師会 会長・医学博士 中澤 靖夫

 日本診療放射線技師会ホームページをご覧いただきありがとうございます。

 日本診療放射線技師会は昭和22年7月13日に日本放射線技師会として設立されてから、国民医療発展のために、診療放射線技術を駆使しながら社会に貢献して参りました。「放射線なくして医療なし」と言われるほど放射線検査や放射線治療は医療になくてはならない存在であり、疾病の早期発見、がん治療にはますます重要な役割を果たす事が求められています。

 日本診療放射線技師会は公益社団法人として47都道府県診療放射線技師会と連携しながら国民の健康と福祉を増進するため全国各地で開催される健康福祉祭りへの参加、レントゲン祭の開催を通じて無料被ばく相談、ファントムを用いたマンモ触診体験、無料骨密度測定等を実施しています。東日本大震災発生後は放射線に被ばくしたのではないかと不安に思っている市民に対する放射線スクリーニングを全国各地で実施しました。厚生労働省・福島県の要請に基づき検案前の ご遺体のサーベイ活動、48時間交替で福島第一原子力発電所内診療所に診療放射線技師の派遣活動を実施しました。また、環境省の要請をうけ、放射線被ばく相談をメールにて実施しました。現在では被災者健康支援連絡協議会と連係しながら、放射線被ばく相談を中心に活動を行っております。

 日本診療放射線技師会の大きな役割は国民と協働し、医療者と協働し、質の高い医療を提供することであります。平成22年4月30日厚生労働省医政局長から「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」(医政発0430第1号)の通知が発せられました。診療放射線技師のさらなる役割として、
 1)画像診断における読影の補助を行うこと
 2)放射線検査等に関する説明・相談を行うこと
が求められています。また、平成26年6月18日第186通常国会で「診療放射線技師法の一部改正」が行われました。新たな業務として、X線CT・MRI・血管検査等における自動造影剤注入装置を用いた造影剤の投与、検査終了後の抜針・止血、下部消化管のネラトンチューブの挿入と造影剤の投与、核医学診断装置を用いた検査、画像誘導放射線治療における肛門カテーテルの挿入・空気の吸引を実施することができるようになりました。病院又は診療所以外の場所で健康診断を目的として胸部X線検査を行う場合のみ医師又は歯科医師の立会いが無くても実施できる事が業務として認められました。

 私たちメディカルスタッフは医療社会の変革の足音に敏感に対応することが求められています。今まで以上に医療安全の視点から画像診断における読影の補助をしっかり行い、診療科の医師に報告していく必要があります。放射線検査等に関する説明・相談に対してもEBMに基づいて、患者さんの分かる言葉でインフォームドコンセントを実施し、説明していく必要があります。何よりも患者さんのためになる医療をメディカルスタッフと協力し提供していくことが時代の要請であると考えております。
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