社団法人日本放射線技師会
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放射線管理士部会研修会開催報告
 11月4日(木)総会終了後、放射線管理士研修会が開催された。研修会は、本会員以外も含め74名の参加者があった。

まず、(社)日本放射線技師会災害医療対策委員会村田豊松委員長から『放射線災害時の人的、技術的支援態勢の構築に向けて』と題して基調講演が行われた。

次に3人の演者によるパネルディスカッションが行われた。

最初の演者、石川県放射線技師会の村田豊松会長から『石川県における緊急被ばく医療ネットワーク態勢について』の発言があり、長い年月を掛けて県や国との信頼関係を築いていくことが必要であるという興味深い内容であった。

次の演者は、福井県放射線技師会の山崎巌放射線管理士部会長から『北陸3県における相互支援態勢の構築について』の発言があった。8月の美浜事故に関する報告を兼ねたものであった。

三番目の演者、茨城県放射線技師会の横田浩放射線管理士部会長から『北関東地域における広域相互支援態勢の整備状況について』の発言があり、JCO事故を振り返るとともに北関東各県の支援態勢についての報告があった。総合討論会では、活発な意見交換が行われ盛況のうちにセミナーを終了した。



 


放射線管理士部会総会報告
 
 11月4日(木)午前9時より100名(委任状71名を含む)の出席により総会が開催されました。開催に先立ち、資格審査委員会山崎巌委員長より総会の成立が報告された。
 次に総会運営委員会柏田陽子委員長により議長と議事録署名人の選出が諮られ議長に関根明氏、議事録署名人に村井均氏が選出された。
議  題 第1号議案 平成15年度庶務・事業報告承認の件
第2号議案 平成15年度収支決算報告承認の件
第3号議案 平成15年度監査報告
第4号議案 平成16年度事業計画案承認の件
第5号議案 平成16年度収支予算案承認の件
第6号議案 放射線管理士部会会則変更の件
第7号議案 役員の選出等に関する規程の件
 上記議題第1号議案から第7号議案までの審議が行われ、すべての議案が賛成多数で承認され総会は終了した。ご協力ありがとうございました。
   

第1回放射線管理士セミナーが開催される

 金木犀の花の香りが、ほのかに漂う季節となった平成16年10月9日、全水道会館(東京都文京区本郷)で第1回放射線管理士セミナーが開催された。

 あいにく台風22号が夕方から夜にかけて、東海地区から関東に上陸する予報がでていたので、参加状況が非常に気がかりであったが、北は山形、南は兵庫県から40名ほどの参加があった。

 講演は、「原子力防災訓練の実際」と題して茨城県管理士部会会長 横田氏による、1999年に起きたJCO(ウラン燃料加工工場)の事故と茨城県が実際に行っている防災訓練の話であった。JCOの事故について、アメリカ調査団は「性善説を前提に安全対策を講じる日本に問題がある。」と報告しており、またNatureは「事故の責任は、科学技術庁の作った仕組みだ。」と発表している事を講演で聞き、残念ながらうなずけるものがあった。違う視点からみる安全対策も充分考えていかなければならないと痛感した。そして、事故後のJCO施設は、事故を風化させないようレプリカで残されるというとても興味深い内容であった。

また、茨城県の原子力防災訓練に診療放射線技師(放射線管理士)が、第一線で活躍している姿をビデオで見て、とても頼もしさを感じた。

 次に、放射線管理士部会長 山森氏によるGM計数管式サーベイメータの構造と取り扱いの実習、さらに放射線災害時の被ばく線量の推定計算の方法の講義があった。GM計数管式サーベイメータの動作バッテリーは、特殊なバッテリーではなく通常の単二電池で作動するという基本的な話から始まった。そして、実際に放射線災害が発生し、人体をサーベイするにはどのレンジから使ったら良いのかということを、模擬線源の塩化カリウムを使い実習を行った。最後に、被ばく線量の推定方法を学んだ。このセミナーを受けられた方は、もし原子力災害が発生し、偶然に事故に遭われた人が被ばく相談に来られても、被ばくした線量をきちんと計算し提示することができるようになったのではないでしょうか。

今回のセミナーは、立派な実務研修用テキストが配布され、短時間ではあったが内容が充実し、全員が実習することができ大変有意義であった。



 

 
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