|
|
 |
| 2011年3月 |
| 平成22年度事業を振り返って |
社団法人日本放射線技師会
会 長 中澤 靖夫 |
| |
平成22年6月6日に本会をお預かりした.創立64年の歴史のある本会をさらに発展 させ,国民と協働しながら医療者と協働しながら,質の高い医療を提供していきたいと 思っている.最初の理事会・常務理事会で新執行体制の行動指針の三項目を明確にした.一つは「公開性」である.理事会,常務理事会,各種委員会の公開性をどのように保つか審議した結果,なるべく早く議事録を作成し,関連する理事や委員の方々に配信する こととした.この改革に着手した当初は全ての報告を会議資料としていたため,理事会 や常務理事会資料が分厚くなり議論のポイントが絞れない傾向にあったが,少しずつ改 善されてきた.二つ目は「効率性」である.会員向けの事業の効率性,理事会・常務理事会・五役会・委員会の効率性,事務作業の効率性を検討してきた.会長として着任したころは,特に事務スタッフは1日10時間以上働いていた.新執行部では土・日の会議が多いため事務スタッフの代休が思うように取れていない現状がある. 新しい就業規則の作成と新しい会員データベースの活用により,少しずつではあるが効率的な事務作業へと変革される予定である.三つ目は「誠実性」である.国民に対して,会員に対して,メディカルスタッフに対して, 全てのステークホルダーに対して誠実に対応していこうと思っている.最初に事務スタッフにお願いしたことは「就業中は名札を着けましょう」ということである.いろいろな職種の方が本会の事務所を訪問してくれる.さまざまな対応が迫られている時,名札がないということは大変失礼に当たると思っている.毎週月曜日に一週間の業務日程の確認と問題点を報告してもらっている.報告・連絡・相談・根回し・打ち合わせという組織の血液を リアルタイムに流すようお願いしている.
第26回放射線技師学術大会・第15回東アジア学術交流大会を東京国際フォーラムで開催した.第1回実行委員会から開催日まで3ヶ月しかない中,埼玉県放射線技師会・千葉県放射線技師会・茨城県放射線技師会・神奈川県放射線技師会・東京都放射線技師会の総合的な力の結集により大会を成功裏に終了することができた.全国 47都道府県放射線技師会の皆さま方にもご協力をいただいたことに感謝を申し上げる次第である. 第69回総会臨時総会を科学技術館で開催し,現定款の改正と新公益法人定款・諸規程を承認していただいた. 前受け会費が内部留保との指導があったため,会費納入期限を9月末と改正した.本年秋ごろを目標として新公益法人取得に向けて執行部は一丸となって準備をしているところである.
新しい委員会として読影促進委員会,放射線検査・相談推進委員会,教育問題検討委員会を立ち上げ時代の要望に応えるべく準備をしている.読影の促進については委員会を中心に,会誌を通じて画像診断読影情報を発信 していく予定である.放射線検査・相談の推進については,各施設に対してアンケート調査を行い,それに基づいて放射線検査・相談の在り方の標準化を目指して活動を行う予定である.教育問題検討委員会では,昨今必要 とされている医療安全学・医療感染学・医療薬品学・医療機器学・画像診断学などを中心に4年制大学カリキュラムの在り方を検討してもらっている.また,医療安全確保の視点から医療機器重要8品目に,さらに追加医療機器について検討している.また,今までの生涯学習制度を見直し,新たに医療法第6条に規定されている広告 のできる認定技師制度構築に向けて準備をしている.本会の生涯教育プログラムは各職場で働く診療放射線技師の育成をサポートする内容のものでなくてはならない.座学における生涯教育プログラムの充実を図るとともに, オンライン教育プログラムの充実を図っていく必要がある.
平成22年度は本会の基盤作りと,国民が求めているメディカルスタッフに対する要請に応える事業とともに, 近未来に対応できる事業の準備を行ってきた次第である.
|
| |
| ▲このページのトップ |
 |
|