社団法人日本放射線技師会
 

放射線診療における線量低減目標値

 

医療被ばくガイドラインとは

 社団法人日本放射線技師会では、平成12年10月に患者さんのための「医療被ばくガイドライン(低減目標値)」を発行しました。これは放射線診療(診断・核医学分野)で使用する放射線量の適正化を、われわれ診療放射線技師が責任を持って実践するよう、具体的な指標を提示したものです。このガイドラインを平成18年に「医療被ばくガイドライン2006」として改定いたしました。診療における、X線検査(単純・造影)、IVR、CT検査、核医学検査の施行時に、本ガイドラインが提示する目標線量を達成するために、診療放射線技師には以下の事項についての取り組みが必要とされます。
 
(1) 最高の性能を維持するための放射線機器管理技術を確保
(2) 最適の被ばく低減化技術および放射線関連診療材料の導入
(3) 正確な被ばく線量測定技術の確立

※各論、測定法などについては、日本放射線技師会雑誌2006年12月号〜の連載特集記事をご覧ください。

 

 

X線単純撮影における医療被ばくガイドライン2006 [mGy]

撮影部位
(撮影方向)
日本放射線技師会
放射線診療における低減目標値
IAEA
ガイダンスレベル
頭部(正面)
頭部(側面)
頸椎(正側面)
胸椎(正面)
胸椎(側面)
胸部(正面)
胸部(側面)
腹部(正面)
腰椎(正面)
腰椎(側面)
骨盤(正面)
股関節(正面)
大腿部
膝関節
足関節
前腕部
手指部
Guthmann
Martius
0歳胸部
3歳胸部
5歳胸部
0歳腹部
3歳腹部
5歳腹部
乳幼児股関節
乳房撮影Grid(+)


  3
  2
   0.9
  4
  8
   0.3
   0.8
  3
  5
 15
  3
  4
  2
   0.4
   0.3
   0.2
   0.1
  9
 10
   0.2
   0.2
   0.2
   0.3
   0.5
   0.7
   0.2
平均乳腺線量   2


  5
  3
 −
  7
 20
 0.4
 1.5
 10
 10
 30
 10
 10
 −
 −
 −
 −
 −
 −
 −
 −
 −
 −
 −
 −
 −
 −
Grid(+)  3
Grid(−)  1

 

上部消化管X線検査のガイドライン2006(低減目標値)

撮影装置方式別 透視線量 撮影線量 1検査あたりの線量
直接撮影
間接撮影
70mGy
40mGy
30mGy
10mGy
100mGy
50mGy

 

注腸検査のガイドライン2006(低減目標値)

撮影装置方式別 透視線量 撮影線量 総線量
直接撮影
DR撮影
CR撮影
150mGy
100mGy
 60mGy
50mGy
20mGy
40mGy
200mGy
120mGy
100mGy

 

血管撮影・IVRガイドライン2006(低減目標値)

皮膚吸収線量 2Gy
透視線量率(基準線量) 25mGy/min

 

X線CT 成人ガイドライン 2006

検査部位
CTDIvol (mGy)
頭部
腹部
65
20

アクリル製(PMMA)円筒形ファントム(頭部用は直径16cm、腹部用は30cm)

 

CT透視ガイドライン 2006

検査部位 CTDIw (mGy)
胸部
120(透視のみ)

 

核医学被ばくガイドライン

ただいま更新作業中です。
Copyright (c) The Japan Association of Radiological Technologists. All Rights Reserved.